小学校入学前のまだ雪が積もっている頃、祖母が下半身不随になった。
同居していた自分は、家を出るまでの12年間、祖母の介護をしていた。
その祖母から言われた言葉で、深く心に刻んでいるものがある。
「食べ物の恨みだけは買うな」
大正生まれで戦争を体験している祖母の言葉は、小学一年生にも伝わった。
人は食べ物を巡って争う。
全部ではないが、割と多い。
国家間の戦争なども、もとを辿れば、食料と資源の奪い合い。
祖母の言っていたことは、割と真理かもしれない。
祖母の教えと、この本で知ったことを参考に、自分でやれることを少しずつ。
去年は、土地を買った。
今年は、バナナを育てよう。